桜が舞い散る
「有り得ないから。桜現実を見ようよ。」



何故か上から目線のあゆみ。



むかつく。



「有り得るもん」



あゆみの言う通り。
この進学校にイケメン教師何て有り得ない。



頭では分かってる。



だけどあゆみに馬鹿にされた私は意地を張り続ける。



「じゃあ賭ける?イケメン教師が来たらケーキ奢ってもらうわよ?」



「いいよっ何ならケーキバイキング奢るっ!絶対ないからねっ!あたしは巨大パフェねっ」



巨大パフェ。



あれ高いのよね~



でもしょうがない。
私が言い出した事だし。



負けるって分かってて賭けた賭け。



はあ~イケメン教師来ないかしらね。



私は僅かな希望にすがった。




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