『若恋』若恋編



「若!!」

「わかってる!!」




限界なのもわかってる!

だが、かけたい!

彼女たちの気持ちがりおの想いに応えることを。





「りおが、殺られちまう!!」

「まだだ!行くな!!」





掴む指が、爪が、仁の二の腕に食い込む。

血を吐きてえ程の苦しみが襲う。

モニターの中の女は凄まじい殺気を放ちりおを突き刺したままだ。






「奏っ!!」

「信じろっ!!」





りおの熱意が届くと。


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