先生、待ってて
タイトル未編集
「こんばんはー」
「はい、こんばんは」
夜の7:00
大体の人が晩ご飯を食べる時間。
私は塾に行っていた。
「梨乃ちゃーん!!!
宿題やったぁ?」
「ぅわっ!
宿題忘れてた!!!
やってないよー…」
私は月ヶ瀬 梨乃(つきがせ りの)。
運動もできない、
勉強もできない、
恋愛面でも不器用で、この前2年以上続いた彼氏と別れたばかり。
素直になれなくて、ずっと強がってて、
とうとう冷められて、
フラれて…
だけど、アイツのことを忘れられなくて…
もっと素直になれば、よかったと後悔してばかり。
「あ、月ヶ瀬さん!!!」
「水川先生」
この長身の先生は、水川先生。
塾の理数系担当の先生で、一部の女子から人気がある。
面白い先生。
「理科の宿題、持ってきた?」
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