純粋に狂おしく愛してる ー君が私を監禁した理由(ワケ)ー
「やっ、で、でもっ!私は…」
「――なんて、胸を張って言えたらいいのになぁ……」
「……えっ?」
次の瞬間、目の前の司さんはへらっと笑っていて、一瞬、どういうことなのか理解が出来なかった。
「……からかったんですか?」
「からかっただなんて酷いなぁ。慰めてあげようとしただけなのに……。んー、でも、里桜ちゃんの戸惑っている表情、かわいかったよ★」
「もー!司さん!」
はははと笑っている司さんに思わず溜め息が出た。
不覚にもちょっと、ほんのちょっとだけ、カッコイイとか思っちゃった数秒前の私を殴りたい……。
「おい、司!今すぐに里桜から離れろ」
店の出入り口から聞き慣れた愛しい人の声がして、私の心臓がビクンッと跳ね上がる。
出入り口に目をやれば、思った通りの人物である一夜さんがいた。
息を切らせてしまっているようで、呼吸が少し乱れており、そして鋭い眼光で司さんのことを睨んでいる。
「あ~らら、騎士様が登場★ってね。もうちょっとでカワイイ姫様を奪いさらってやろうと思ったのになぁ……」
「いいから里桜から離れろ!」
ずんずんと私の方に近付いてきたかと思えば、私を背後から抱きしめ、威嚇するように司さんに睨む一夜さん。
「――なんて、胸を張って言えたらいいのになぁ……」
「……えっ?」
次の瞬間、目の前の司さんはへらっと笑っていて、一瞬、どういうことなのか理解が出来なかった。
「……からかったんですか?」
「からかっただなんて酷いなぁ。慰めてあげようとしただけなのに……。んー、でも、里桜ちゃんの戸惑っている表情、かわいかったよ★」
「もー!司さん!」
はははと笑っている司さんに思わず溜め息が出た。
不覚にもちょっと、ほんのちょっとだけ、カッコイイとか思っちゃった数秒前の私を殴りたい……。
「おい、司!今すぐに里桜から離れろ」
店の出入り口から聞き慣れた愛しい人の声がして、私の心臓がビクンッと跳ね上がる。
出入り口に目をやれば、思った通りの人物である一夜さんがいた。
息を切らせてしまっているようで、呼吸が少し乱れており、そして鋭い眼光で司さんのことを睨んでいる。
「あ~らら、騎士様が登場★ってね。もうちょっとでカワイイ姫様を奪いさらってやろうと思ったのになぁ……」
「いいから里桜から離れろ!」
ずんずんと私の方に近付いてきたかと思えば、私を背後から抱きしめ、威嚇するように司さんに睨む一夜さん。