天神学園高等部の奇怪な面々25
その会員証をアザミがちらつかせる中。

「欲しくなぁい?十牙君」

家庭科教師が意味ありげに笑う。

「新ハレンチ女王のアザミちゃんや、どこの馬の骨とも知れないロリヲタ男子生徒に、この会員番号00001番の会員証が渡っちゃってもいいのぉ?」

「ぐ…!」

歯噛みする十牙。

お花っ子の事は守りたい。

しかし、こんなもん受け取ってしまった日には、十牙の中の大切な何かが壊れてしまうような気がする…。

「あら、いらないの?」

ブラッディアザミの手から会員証を受け取る家庭科教師。

「だったらこれはアタシがヤ○オクに出してお小遣い稼ぎにでも…」

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