天神学園高等部の奇怪な面々25
「ドルァアァアッ!」とか。

ヤン男が溺死寸前の所で頭突きで氷をかち割って奇跡の脱出を果たしたのも素知らぬ顔。

パシャパシャやってる雪菜に。

「一緒に泳げばよかったのに」

プールの中からネレイスが話しかける。

「そうですよ、プール気持ちいいですよ?」

七星もコクコク頷く。

「え…でも…」

ふとプールのフェンスの向こうを見る雪菜。

今日もせっせと、用務員がゴミを拾い集めている。

暑いのに精が出る事で。

そんな様子を見ながら。

「は…恥ずかしいじゃないですか…」

雪菜は何やら赤面こいた。

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