キラキラ星
序章
いまでも
目を閉じると
聞こえる気がするんだ…

君が大好きだった
メロディが…


あの日…

私はいつもの
公園で君を待ってた。

『今日は柄にもなく
   オシャレしたんだからね‼
   圭、喜んでくれるかな…』

なのに…

『でも遅いなぁ…
   なんかあったのかなぁ
   来たら怒ってるふりして
   困らせてみよっ』

でも君は来なかった。

いつもは
そんなことしないのに…

いつも私より
早くついて
笑顔で待っててくれた。

絶対おかしいと思って
何十回も電話した。
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