キラキラ星

そして
やっと電話に
出てくれた。

「ちょっとー
   何してるのぉ?」

「あの…
   この携帯の持ち主の
   お知り合いですか?」

聞いたことのない
男の人の声が
返ってきた。

「そうですけど
   どうしたんですか?」

「残念ですが
   いまさっき息を
   引き取られました。」

また
圭の先輩かな(笑)

圭は
先輩達に好かれてて
いつもこうゆう電話が
掛かってくる。

「またまたー(笑)
   圭に代わってください。」

あれ…?
相手が話さない…

「もしもし?」

「はい。すいません。
しかし事実なんです。
3時間ほど前にトラックとの
事故にあってしまったようで…」

「先輩でもそういう冗談は
許しませんよ?
嘘ですよね?」

「申し遅れましたが
病院の者です。」

頭が真っ白になる。

「お気持ちお察しします。
   ご愁傷様です。」
< 2 / 16 >

この作品をシェア

pagetop