愛してるの詩―アイシテルノウタ―
愛しい詩
――RINA――

「ずっと好きでした!付き合ってください」

あたしは教室で陽翔を
待っていると
見たことも
話したこともない
男の子に告白された


「ごめんなさい!!!あたし彼氏いるんです!!!」

「知ってる…でも相田さんと広瀬くんてホントに付き合ってるの?」

「え………付き合ってるよ?」


「なんか相田さんの片想いみたい」


そう言われた瞬間
ドアがバンッと激しく音をたて
陽翔が入ってきた。


『付き合ってるに決まってんだろ?』


陽翔……


いきなりの陽翔の登場に
驚いたのか
男の子はそそくさと
出て行った。


《付き合ってるに決まってる》

あたしはこの陽翔の言葉が
嬉しくてしかたがなかった。


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