愛してるの詩―アイシテルノウタ―
二人で手を繋いで
帰っていると
さっきあたしに告白してきた
男の子が立っていた。
「相田さん!俺やっぱり相田さんの事あきらめないから」
そういいながらも
あたしと全く目が合わない
陽翔の方…見てる……?
『何?お前』
陽翔がいかにも不機嫌な声で言った。
「広瀬から相田さんを奪うって言ってんの」
は!?
何言い出すのよ~!!!
『お前じゃ無理』
そう言って陽翔は
意地悪く笑った
こんな修羅場なのに
脳天気にあたしは
陽翔の横顔に思わず
ドキっとしてしまった///。
「無理?無理じゃねぇよ。俺はマジで李菜ちゃんを好きだから。広瀬さぁ~お前ホントに李菜ちゃんの事好きなわけ?」
なんなのこいついきなり!!!
『お前に関係ない』
眉間にしわを寄せて
陽翔が言った。
てゆうか…
こんな陽翔初めて見たかも…
「関係あるだろ。俺は李菜ちゃんが好きだから」
『お前と一緒にすんな』
え…………?
どういう意味…?
………陽翔…。