愛してるの詩―アイシテルノウタ―
「グスッ…ねぇ陽翔。あ…たし陽翔が…好き…陽翔があたしの事…好きじゃないのは…分かってる。けどね『お前ホント分かってねぇよ』
あたしのいいかけた言葉を陽翔が遮った。
「分かんないよ…陽翔が何考えてるのかなんて分かんないもん!!!!!」
『………き』
「…え?」
『……///』
「何?陽翔」
『だから…さ///』
「うん?」
『好きだっつってんの////』
え…………
「ホント…に…?」
『…………』
陽翔は俯いて
こっちを向いてくれない。
「陽翔…?」
あたしは俯く陽翔を
覗きこんだ
すると目の前には
見た事もない陽翔の顔があった。
いつも冷静で
落ち着いてて
焦ってる所なんて
見た事もない陽翔。
そんな陽翔が真っ赤な顔で
あたしを見ている。
ホントだね…
確かにあたしは陽翔の事
分かってなかったかも
しれないね。