愛してるの詩―アイシテルノウタ―
しばらく甘い時間を過ごした
あたし達はいつの間にか
眠っていた。
正確に言うと陽翔が。
あたしは陽翔の言葉が
嬉しすぎてなかなか
寝つけずにいた。
《好きだっつってんの》
あの時の陽翔
めっちゃカッコよかったな///
照れてる陽翔も
超可愛かったけど!
あ~あたし幸せだな…
横で寝ている陽翔の
寝顔を見てしみじみ思った。
『ん……』
ヤバい陽翔起きちゃった!?
あたしは思わず寝たフリをした。
ってか別に起きてたってヤバくないじゃん…
でもなんか今起きたら
わざとらしいってゆうか…
するといきなり唇に
温かい感触がした
目を開けなくても分かる
陽翔にキスされたんだ
陽翔め…寝込みを襲って…笑
笑いそうになる気持ちを
必死にこらえて
あたしは寝たフリを続けていたその時、
耳元で囁かれた優しい陽翔の声に
あたしは目を瞑ってても
涙が溢れてきそうになった
陽翔……
あたしもだよ…
『李菜愛してる』