あなたの煙草になりたくて
「おい、話を聞いているのか!」

へっ?

私の目の前でパタパタと手を降る彼。

「何見てるんだよ。俺の顔に何かついているか?」

何を見ていたって、あなたの唇?な~んて言えるわけがない。

「何でもないよ、ちょっとボーッとしてただけ!」

彼は煙草を加えながら話す。

煙草を落とさないように、微かに動く唇がまた色っぽい。

「なぁ、これさ。」

彼は私の横に来て資料を見せる。

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