俺様教師の甘い罠
「 ・・・・え? 」
引きつりながらも苦笑して見せると
今の、聞いてた?って先生が
首を傾げて、数秒前までの会話が
頭の中を巡り出す。
─────────いつでも同棲できるしな。
「 え・・・・え? 」
顔が熱くなるのを感じながら
起き上がらなきゃ、と
なんとなくそう思って
ソファの背もたれに手を伸ばす。
「 ・・・俺、一応怒ってるんだけど 」
掴まれた手に絡む指。
痛いくらい握られて
低い声と、先生の噛み付くような
強引なキスに甘い雰囲気は砕かれた。