俺様教師の甘い罠




嫉妬、だと言われれば
そうかもしれない。




これはただのヤキモチ。




だけど、少しだけ違う気がした。










もっと、・・・・違う何かが───────────




「 澪! 」




気付いたら、先生のマンションの
駐車場に居た。




助手席のドアは開いていて
車はもちろん止まっていて。




「 ・・・目、赤いな 」




伏せていた目から、まだ
涙が出ていることに気付いた。




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