俺様教師の甘い罠




先生の部屋のソファも
随分大きいと思ったけど、
・・・・なんだろうこの・・・




高級感溢れる部屋。




ソファふかふかだし
座り心地最高だし、
グラスがお洒落だし・・・!




「 澪、楽しい? 」


「 ・・・・へ? 」


「 少し落ち着け 」




忙しない私に笑いながら
グラスを渡してくれて、
ごめんなさい、と謝りながら
紅茶を口に含んだ。




・・・・・美味しい。




頬を緩ませていると
再度笑った先生が
私の頭を撫でて、




「 なーに、この雰囲気 」




くしゃっ、とされた。
向かいで不機嫌そうに
眉を寄せる彼女と目が合って
グラスを持つ手に力が入った。




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