俺様教師の甘い罠
「 喜べ?お前らには特別に
課題をやる 」
後で取りに来いよ、と
先生は私の肩に手を置いて
「 ─────────お前にはお仕置き 」
結花ちゃんは頭がいいから
きっと課題なんてすぐに
できちゃうんだろうな。
気を紛らわせようとそう考えても
耳にかかる息に引き戻されて
恥ずかしくて、体が震えた。
「 ・・・見せ付けてくれちゃって 」
「 これくらいで何言ってんだ 」
先生は私の頭をくしゃっと撫でて
”ちゃんと授業出ろよ”と言って
階段を下りていった。