俺様教師の甘い罠




「 ・・・これじゃ聞けない 」


「 聞く気ないくせに 」




こんなに近い距離で
話なんて聞けないよ・・・




顔を背けながらそう言えば
先生の大きな手が頬を包んで




「 んっ・・・・ 」


「 窓開いてるから
  声、抑えろよ? 」




意地悪く笑った先生の胸を
叩きながら、深いキスに応えて
気付けば抵抗していた手は
先生の首に回っていた。




「 んぅっ・・・ 」


「 抑えろって 」




熱い指先に声を上げれば
先生は口元を歪めて、
それにムッとしながらも
離れないように腕に力を入れる。




< 90 / 216 >

この作品をシェア

pagetop