俺様教師の甘い罠




















「 ─────────大丈夫だよ 」




あたし、毎年来てるんだ。




ふわっ、と髪を撫でられて
立ち止まった私の手をとって
再度歩き出す。




「 ・・・本当? 」


「 うん、だから大丈夫だよ 」




屋台もあるし、劇もあるし、
男子校の文化祭は色々と
全力で面白いんだよ、って
振り向いた結花ちゃんは笑って




「 ・・・少しだけなら・・・ 」




いいかな?と、私は結花ちゃんと2人
男子校の中へ入った。




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