【完】好きになんてなるワケないっ!!
同居人はまさかの……?
次の日。
私は瑠花にそのことを話した。
「ウソ……!茉奈……大丈夫なの?」
私が男の子をニガテだとよくわかっている瑠花は心配そうな表情で私に言った。
「とりあえず、不良じゃないことを願う……かな」
「茉奈、本当不良ダメだねー」
瑠花がクスクス笑う。
不良だったら私の人生終わったも同然。
とにかく3人組みたいな男子は絶対にヤダ!
「だってぇー……」
「まぁ、わかるよ。3人組みたいなヤツってうざいもんね」
「そうそう、もうほんとにあの人たちイヤだ……」
「ずっと茉奈のことからかってるもんね」
今日も数学で答えられなくて笑われたし。
「ま、どんな人か教えてねっ!」
「る、瑠花……」
瑠花、完全に楽しんでる……。
私がこんなに不安でいっぱいだっていうのに!