【完】好きになんてなるワケないっ!!





「そりゃ、男だけど………」



「はぁ………何もされてないなら良いんだけどな」



「増岡綾綺はずっと寝てたから………」



「そっか」




と、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。



私の胸はドキッと音を立てる。




「……ってか何でそこまで心配するの?」




「べ……っ、別に心配なんかしてねぇよ!」



神谷くんの顔はみるみる赤くなっていく。
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