【完】好きになんてなるワケないっ!!
「実は……昨日、中山仁にハッキリ自分の気持ちを伝えたんだ」
「……え?」
「でね、親友になろうって約束したんだ」
「……そうなんだ!」
すると、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、中山仁がいた。
「茂山、悪いけど茉奈の1番の親友ポジションは俺がもらうからね!」
「え!?イヤだよ!茉奈は私のものだもん!」
「茂山には負けないからな~」
2人はなぞの言い合いを始める。
「はいはい、わかったから2人とも自分の席に帰ったら?もうすぐ次の授業はじまるよ!」
私が言うと、2人はにらみ合いながら自分の席に戻って行った。