【完】好きになんてなるワケないっ!!





次の日。




「おーい、倉持まだかよ」



玄関で神谷くんが待ちくたびれた様子で言った。



「ちょっと待って!あと少し!!!」



私は髪の毛をアイロンして、カバンを持つと急いで玄関に出た。



「おまたせ!」



「お前、ほんと遅い」



「ごめんなさい……」



神谷くんに頭を下げる。
< 303 / 376 >

この作品をシェア

pagetop