【完】好きになんてなるワケないっ!!






「今から朝ごはん作るからちょっと待っててね」



私はエプロンを身に着け、キッチンに入ろうとした。



が、しかし。



頭がクラクラする……。



「お、っと……あぶねぇ……」



「神谷くん……ご、ごめん」



私がよろめいたのを神谷くんが受け止めてくれた。



「お前、大丈夫か?なんかちょっと熱いぞ?」



「え……?」



神谷くんは私のオデコに手を当てた。
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