【完】好きになんてなるワケないっ!!






「……さすが鈍感」



「え……?」



神谷くんは自分のポケットに手をつっこむと、小さいくしゃくしゃの紙を取り出した。



「なに、これ……」



「俺が……小さいとき、お前に渡そうとして渡せなかった手紙。ずっと渡そうって思ってた」



私はその小さい紙を受け取る。
< 350 / 376 >

この作品をシェア

pagetop