【完】好きになんてなるワケないっ!!
そして家に帰る途中。
「ねぇ、神谷くん」
「ん?」
「私……神谷くんと出会えて本当によかったなって思うよ」
「なんだよ、いきなり」
神谷くんは照れくさそうに目を合わせない。
「ううん、これからも神谷くんとずっと一緒にいたいなぁって思っただけ」
「……んなの、当たり前だろ。ずっとお前を守るって誓ったんだから」
「神谷くん……」
神谷くんの真剣な表情に思わず涙が出そうになった。