【完】好きになんてなるワケないっ!!
「先生ー、終わりました~」
「お、お疲れ。じゃ帰って良いぞー」
先生は「よく頑張ったな」と褒めてくれた。
「「さようならー」」
先生に挨拶をして靴箱に向かった。
ケータイを開いて時間を見る。
「もう7時……!?」
正確には6時40分ぐらいだけど外は結構暗い。
「外超暗いねー!途中まで送るよ?」
中山が気をきかせたのか、からかっているだけなのか、そう言った。
「いや、大丈夫!」
本当は少し怖いけど中山と帰るとか嫌だし、しかも中山の家と逆方向だしね。
それに、家を特定されたら困るし。