鈴の音


しばらくし


「おばあちゃん…じゃあ…そろそろ帰るね、また…来るね」



立ち上がり荷物を持ち墓地を出ようとした


その刹那、眩しい光が墓地中を照らした


鈴がいない


しかし、誰ひとりとして気がつくものはいなかった


荷物から落ちたオレンジがひとつ
鈴がここにいた
そのことを表していた


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