おさななじみ
 私の時間は冷たい雪の中に埋めてある。
 
 洸輝が大学に受かったあの日から。
 
 あたしの時間は不器用に心とは正反対に進んでいく。
 
 夜が来て朝が来て
 
 雪が溶けて春が来るのはもうすぐ。
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