おさななじみ
数秒の間に色々なことが頭の中に浮かんで、疾しいものから一つ一つ順番に消していって、それでも答えが出なくて、やっと出たのがこの返事。
 
「お母さんも、洸輝んちのおばさんも「いってらっしゃい」って送り出してくれたよ」
 
(何考えてるんだ、二人とも。高校生を泊まりに行かせるなんて)
 
一番疚しい事を考えているのは自分だけど。
 
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