おさななじみ
「お腹空かない?あたし夕飯食べてないの」
まだ湯気のたっているマグカップから顔をあげて、人の顔色を伺うように見つめた。
少し会わなかっただけで女はこんなにも変わるものなのだろうか。
それとも一緒にいたときは気がつかなかったのだろうか。
あどけない幼顔から、少しだけ覗いた大人の表情に少しびっくりした。
時計はもう九時を過ぎている。
「コンビニ行くか?」
「行くっ!」
「その前にお前家に電話した?」
「あ、してない…」
「すぐしろって。おばさん心配してるぞ~」
「うん! あれ? ケータイどこだっけ?」
「カバンの中だろ? ほらそこ」
「あ!あった」
まだ湯気のたっているマグカップから顔をあげて、人の顔色を伺うように見つめた。
少し会わなかっただけで女はこんなにも変わるものなのだろうか。
それとも一緒にいたときは気がつかなかったのだろうか。
あどけない幼顔から、少しだけ覗いた大人の表情に少しびっくりした。
時計はもう九時を過ぎている。
「コンビニ行くか?」
「行くっ!」
「その前にお前家に電話した?」
「あ、してない…」
「すぐしろって。おばさん心配してるぞ~」
「うん! あれ? ケータイどこだっけ?」
「カバンの中だろ? ほらそこ」
「あ!あった」