大好きな変な家族たち。◆
「だれが、変体ドsじじぃだって?
 
 素敵ななおじい様じゃろーがっ」


部屋の奥のほうから、雷が落ちた。


「うるさいなー。
 そういうところが血圧上げるんですよ。
 お義父さま。」


「まぁまぁ、サツキさん。落ち着いてください。
 怒った君も素敵だけどね。

 お父さんも、落ち着いてください。ね?」


やんわりお父さんが、部屋の中へとみんなを誘導する。


和室なんだけど、中にはさわり心地のいい緑色のソファーセット。

志保のお気に入りだ。


みんな腰掛けたところで、
いつの間にか来ていた西辻が
そっとふすまを閉めて下がった。



ソレが、
戦闘開始の合図に聞こえて他ならなかった。


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