大好きな変な家族たち。◆
「うるさい。うるさい!!!
大体 サツキさんは…」
「お父さん!」
おじい様の声をさえぎるように、父が珍しく声を荒げた。
「お父さん。
サツキさんは、僕の選んだ人です。
侮辱は許しませんし、暴言もやめてください。
一人息子である僕に
家のためになるご令嬢と結婚させられなかった無念はわかりますが、
かわいい志保の意思を無視して、
縁談を進めるのは僕は 反対です。」
普段の父から想像もできないくらい
無表情でハッキリおじい様に[NO]を突き出す。
「あ。お父さんキレたね」
「そうだな。」
私と建志はつぶやいた。
父はいつもゆったりのんびりした雰囲気で場を和ませるが、
コレと決めたことには一途で
それで
おじい様がいくつも持ってきた『婚約者候補』をすべてことわり
大好きになった母と結婚したのだとか。
頑固なトコは頑固じじぃとそっくりなのよぉ。
と、母は照れたようによくノロケていた。
大体 サツキさんは…」
「お父さん!」
おじい様の声をさえぎるように、父が珍しく声を荒げた。
「お父さん。
サツキさんは、僕の選んだ人です。
侮辱は許しませんし、暴言もやめてください。
一人息子である僕に
家のためになるご令嬢と結婚させられなかった無念はわかりますが、
かわいい志保の意思を無視して、
縁談を進めるのは僕は 反対です。」
普段の父から想像もできないくらい
無表情でハッキリおじい様に[NO]を突き出す。
「あ。お父さんキレたね」
「そうだな。」
私と建志はつぶやいた。
父はいつもゆったりのんびりした雰囲気で場を和ませるが、
コレと決めたことには一途で
それで
おじい様がいくつも持ってきた『婚約者候補』をすべてことわり
大好きになった母と結婚したのだとか。
頑固なトコは頑固じじぃとそっくりなのよぉ。
と、母は照れたようによくノロケていた。