好きにならないで。
麻衣side
あたしは今、自分の耳を疑っている
「え…?」
ようやく発した声がこれだ
「……だか、ら!!
俺は麻衣が好きなんだよ!!
一目惚れなんだよ……!!」
目の前で顔を真っ赤にさせて言ってる優汰
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――――――
麻遊がりーと教室を出て少ししたら優汰が
「俺、佐々木優汰
優汰って呼んでな
よろしく」
こう話しかけてきた
「あ、あたしは中村麻衣
麻衣でいいよ
よろしくね」
それから五十嵐くんも交えて話していた
「なぁ、……神田遅くないか?」
あれから30分はたっていた
痺れを切らした五十嵐くんは急いで教室を出た
「あたし達も探そう」
それからわかる範囲で探した
立ち止まっているときだった
「……いやあぁあ!!!!」
麻遊の叫び声が聞こえた
それを聞いた瞬間、真っ先に声の元に走った