好きにならないで。



「ごめんね……麻衣

あたし、また麻衣を傷つける行動した
ごめん。」






麻遊はそう言ってまた強くあたしを抱きしめた







「ううん……。

ねぇ、麻遊…

あたし達って友達でしょ?」





「…………うん

けど、あたしと一緒にいないで」



麻遊は少し考えてから答えた



「嫌」



麻遊の言う事聞く訳ないじゃない



「なんで、あたしが麻遊と一緒にいちゃだめなのかがわからない」



「なんで…!!あたしといたら虐められるんだよ?」



「だから?



虐めとか、あたしは麻遊といられたら全然大丈夫だから」




あいつらなんかに負けないよ


って付け足した





ん、スッキリしたな…。



思ってる事全部言ったし…!!






あ、もう一つ






「麻遊、五十嵐くんと幸せにね」





あたしはそう言って屋上の扉の方に向かった







「お待たせ…。しっかりね」






五十嵐くんにそう言ってあたしは屋上から出た





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