好きにならないで。
*.ダブルデート
「なんで…、今それを言うんだよ
離したくなくなるだろ……」
耳元でそう囁かれたら、誰だったらキュンってするよね?
しかも、それが好きな人だよ?
もうキュン死に寸前です‥‥
「……、なぁ麻遊」
急に遥翔は抱きしめる力を緩め真っ直ぐあたしを見た
その目は真剣そのものだった
「なに?」
「俺さ、まだまだガキだし…お前になんもしてやれない
それに…、守ってやれない時もあるかもしれない……
それでも麻遊は俺と付き合ってくれるか?」
何もしてやれないって……
もう十分してくれてるのにーーーーーー…
「当たり前でしょ?…なに?それとも遥翔以外の人と付き合ってもいいの?」
「あ?もしそうなってももう一回俺に惚れさせるから」
それを真面目に言わないでよ…
「バカ…///」