好きにならないで。




「麻遊って……

神田麻遊のことですか!?」



「え……君、麻遊のこと知ってんのか!!?」


目の前にいる男は俺の肩を勢いよく掴んで驚いたように言った




「はい…」



その迫力に一瞬怯んだものの頷いた




そうしたら、掴んでいた手を離し少し寂しそうに「そうか…麻遊は元気か?」と訊いてきた





「元気ですよ!」


「……ならいいんだ。」



男はやはり寂しそうにに笑った




「名前は……?」


「あぁ!俺は神田暁斗!!
君は?」



「俺は五十嵐遥翔っていいます」




「遥翔くんか…


これから時間ある?」




暁斗さんは優しそうな人だった



面影が麻遊に似てる気がする



「はい」




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