好きにならないで。
そして、次のチームとも戦ったがあたしたちの勝ちだった
8-1
サッカーではあたしたちのクラスが一位だった
次はバスケだけど、流石に続けてやるのは体力がなくなる
そのためか、一年生たちの種目やダンスがあった
その間6年は休憩って感じだ
「麻遊!」
後ろから声をかけられて振り返るとそこには暁兄の姿があった
「暁兄!!」
「おまえ、すごかったな!
おめでとう!」
「ありがとー」
嬉しくて満面の笑みで笑っていると、パサッと誰かのパーカーが頭に乗った
「暁斗さん、こんにちは」
「おお!遥翔くんじゃん!!……なるほどね
君も大変だな」
「やっぱそう思います?
こいつ鈍感すぎて何も気づいていないんですよ」
遥翔と暁兄の会話についていけなかった
ってか…
「遥翔と暁兄って知り合いなの!?」
「「昨日な」」
仲良くハモっているけど…
初耳だよ
二人が知り合いだったなんて…
そんなことを考えていたあたしは二人が
「ま、頑張れ」
「はい…麻遊だけは誰にも渡せないんで」
っていう会話をしていたことに気付かなかった