好きにならないで。
*.受験
体育祭が終わって各自解散となった
あたしは、麻衣と遥翔と優汰と帰ることにした
ママたちには先に帰っておいてとだけ伝えてある
麻衣はさっき暁兄に会って目がハートだった
今も「暁斗さん素敵…//」とか言ってるから優汰がふて腐れてる
「…でも、やっぱあたしには優汰が一番かな!」
途端、優汰の機嫌がよくなった
「ってかさ、よかったよな!授業短くなって!!」
「だよね!それに、あたしと麻遊は受験勉強に集中できるしね!!」
「うん!」
すると、優汰が「どこの中学受けんの?」と訊いてきた
「楽憐(RAKURENN)女学院だよ」
「へぇ…!俺と遥翔は陽新(YOUSHINN)中だよな?」
「あぁ…案外近いとこだったんだな」
そう言った遥翔の顔はなんとなく安堵の色が見えた
「そうだね…!!」
けど、気のせいだと思い考えないようにした