好きにならないで。





「あ、麻遊ご褒美


卒業式んときやるって言ったよな?」





そう言われて顔をあげると小さな箱を差し出された









麻衣を見ると同じことをされていた











「なに?これ…」



「開けてみろ」




恐る恐る箱に手を伸ばし開けてみると



「え!?」




「…気に入った?」





ピンクの可愛いブレスッレトが入っていた





「うん!!…ありがとう!」







すごく嬉しかった






「なら良かった」



そう言って優しく微笑む遥翔にあたしはもう一度抱きついた











「遥翔だいすき!!」





「知ってる」










「俺から離れんなよ?」



抱きしめ返してくれながらそう言う遥翔にあたしは




「当たり前でしょ!」


と言って胸に顔うずめた


























これからもずっと…ずっとだいすきだから
































*.end.*






< 282 / 285 >

この作品をシェア

pagetop