好きにならないで。


「一緒に行こ!!」

「うん!!」


あたしたちは他愛のない話をしながら学校に向かった



「ねぇ、ねぇ!!麻遊ってどうやって書くの?」


「麻雀の麻、に遊園地の遊、だよ!!
麻衣ちゃんは?」


「……嘘!?
あたしも、麻遊と同じ麻、に衣服の衣だよ!!!
麻衣って呼んで?」



「うん!!麻衣よろしくね!!」


「やったー!!友達第一号だ!!」


「えへへ…」



嬉しくてつい顔が綻んだ…




初めて、偽りのない自分が出せた。




けど、まだ信じられない自分がいたー…。


信じるのが怖かったから。






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