好きにならないで。


「麻遊ー!!やろ!!」



「うんっ」



早由利の所に行ってバスケをやり始めた




―――――――――
――――――
―――――



「はい、終わりー!!」



「あぁ゛疲れた!!」



「あはは、結構動いたもんね!」



「う゛ん゛…」




「ほらっ、早由利ちゃんと歩いてー」





「あ!神田さんだ!!相変わらず可愛いよな」



「あぁ!!だよなぁ…」




あちこちから聞こえる声。




別に可愛くないし…




早由利を見ると一瞬顔を歪めてあたしを睨んでいた。




だけど、それは本当に一瞬だった




だから気づかない振りをした





早由利はニコって笑って「どうしたの?」と聞いてきた


あたしもニコって笑って言った



「何もないよ?」




それに早由利は「なぁんだ」って言って更衣室に入っていった




あたしも続いて入った





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