右手に剣を、左手に君を
俺達三人は、学校に走る。
全速力の俺達を見て、どこかのおばあちゃんが
「早く起きないからよ~頑張って~」
と、のんびり言った。
遅刻寸前と間違われたらしい。
俺はリカさんの剣を、草薙剣と同じように、体内に入れる事に成功した。
町中をあんなものを持って走ったら、たちまち警察に捕まってしまう。
リカさんは、海神に話をして、
できるだけ早く、合流すると言ってくれた。
それまでに、渚の居所の手がかりをつかまなければ……!