右手に剣を、左手に君を


龍神剣から、

清らかな水と、眩しい稲妻が、放たれる。



その二つは、紐のようにぐるぐると巻きつきながら、

やがて一体になっていく。



俺と、渚の力が一つになって……。



空亡の渦の中心。



赤い、瞳に。



突っ込んでいった。




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