右手に剣を、左手に君を
龍神の姫
俺達が学校にいる間……。
書庫の中……。
ばあちゃんは、ある資料を見つけていた。
「……何だって……?」
ばあちゃんは、それを見て驚いた。
何故、これに早く気づかなかったんだろう。
やはり、空亡を倒すには龍神の姫の力が必要だったのだ。
しかし……。
これを、どうやってあの子達に伝えれば良い?
ばあちゃんは、悩む。
そして。
見つけたその手がかりを、
もう少し黙っていよう。
そう決めて、老眼鏡を外した。