†魔界戦記†
とうとう・・・追いついた。
「なんだよ、もう来たのか?
・・・トード」
目の前に、カエンがいる
でも、こんなカエンを見るのは
カエンが僕のクラスに
殴り込みをかけてきた時以来だ。
やっぱりカエンは、強い。
さっきの人達より
弱いハズなんだ・・・
なのに心のどこかで
向き合っているのを
ためらわせる何かがある。
僕はバカだけど
それくらいは分かるんだ。
「止めに来たのか?」
「違うよ・・・
君に、恩返しするためさ」