†魔界戦記†


僕にはカエンを止めるコトは
出来ないや・・・

でも、カエンが
ここまでするのからには
絶対に理由があるはずなんだ。

君を止めるコトは諦めるよ。

けど・・・


君についていくコトを
諦めたワケじゃない。


約束したでしょ?


ずっと友達だって


「・・・カエン、僕も・・・」


「逃げろ!!カエン!!!」


え?


これは・・・血?

真っ赤な血の雨が
僕の体に降り注ぐ。

そしてカエンは
僕の腕に崩れ落ち
そのまま目を開けなかった。

僕は未だに
ついさっき起きたコトを
理解できていなかった。

いや・・・

目を背けていただけだ。


カエンがいなくなるという
現実に・・・
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