†魔界戦記†
「場所、わかるの??」
ミストがたずねる。
「ああ、どうやら
敵を一定数倒すと
脳内に地図が浮かぶ
仕組みらしい」
カエンは・・・
まだ迷っていた。
このままでいいのだろうか??
アイツを
ぶん殴ってやりたい。
そんな衝動が起こる。
しかし、今は
逃げるしかない。
左手にある大切なモノ。
これだけは
死んでも離せないから・・・
「いくらアナタでも
女の子抱えてたら
その程度なんですね」
不意に女の声が響く。
「だ、誰なの!?」