†魔界戦記†


「久しぶりねミストちゃん
開会式前以来かしらねッ
相変わらず・・・
やっぱ、カワイイなッ!!」


急に抱き締められるミスト。

(こんなキャラだったっけ??)

ちょっと不思議に思ったが
そのまま話を続けるコトに。


「今まで
何やってたんですか!?
30分くらい経ちましたよ!!」


てへっ、と舌を出しつつ
その女性は答える。


「ミストちゃん
そんなコト聞いちゃダメ!!
もう、エッチなんだから」


「な、な、な、な、何を
言ってるんですか!?
そんなコト聞いてないですよ!!」


そんなコトは気にもしないで
ふふっ、と笑いながら
食べる?と取り出した
ミカンをミストに勧めている。


「私ともう一人の奴は
魔界調査のために
悪魔のフリをしてたの
そこでミストちゃんたちの
存在を知ったってワケ」


口では思いっきり
真面目なコトを
言っているのだが
この女性とミスト
二人の手は必死に
ミカンを剥いている


・・・台無しだろうが。


「ってコトは、あなたが
私の先生なの!?」


気づくのが遅すぎる
ミストを笑いながら
ミカンをひときれ
口にほおばる。


「そ、私はハピエル
これからヨロシクね
ミ・ス・トちゃん」


知り合いで
だいぶ安心したが
ホントにこれで
大丈夫なのか?・・・と
疑問に思う
ミストなのであった。
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