†魔界戦記†
カエンが動けない(寝てた)
という理由で
二日目から
修行は開始された。
「まずは貴様の魔力を測る。
魔力計は持ってきたから
ほれ、やれ」
「やれって・・・何を」
・・・ブチン
しばらくお待ちください。
「簡単に言えば魔力計とは
魔力を測る機械だ
貴様にターゲットを
合わせて・・・
ほれ、やってみろ」
ボロ雑巾のように成り果て
のびているカエンに
怪しい機械を手渡す。
「やれって・・・何を?」
右手で頭を抱え
大きなため息を吐いて
ルシファーは説明する。
「魔力の放出の仕方も
知らないのか!?
お前は本当に何もできんな
いいか?自分の魔力を
体の中に球状に集める
そして、それに
薄い膜を魔力で作り
貼りつけろ
後は・・・」
目を閉じ精神を集中させる。
次の瞬間
轟音と共に辺りに
衝撃波が走る。
その勢いは凄まじく
近くにいたカエンは
吹き飛ばされてしまった。
「す・・・スゴい」
ルシファーの魔力に
威圧され、なす術もなく
飛ばされた。
あれが使えれば
測るだけでなく
戦いでも役に立つだろう。
「はあぁぁぁ!!」
自分の魔力を限界まで
体の中心に集めていく
が、しかし・・・